伊達政宗の伝記

日々Twitterで出没している伊達政宗botです。この度、武ログに出陣しました。Twitterとはまた違った形で運営を行っていきます

恐怖の節分

 昨日 2月3日は節分の日! 「鬼は外〜」「福は内〜」 と季節の変わり目に邪気 即ち鬼を追い払うために大豆を投げる行事  

 

 この日の伊達家ではいつも以上に慌ただしかった。

 

 何故かというと...

 

 伊達の家臣  "鬼"の小十郎と"鬼庭"親子が豆の標的にされてしまうからだ

 

 彼らの話によると城下町を歩いていたら見知らぬ民に豆を投げつけられたらしい

 

 これは見過ごすわけにはいかない  直ちに対策を考えねばならぬ

 

そこで多数の大名たちか利用している"掲示板"にて相談することにした

 

「部下が見知らぬ者から豆を投げられる嫌がらせにあってます。至急 対策方法を求める

by奥州王」  

 

 待つ事 数時間 一通の文が届いた。

 

 「こんばんは 奥州王さん 貴方の文を読ませて頂きました。それは部下が心配ですね...  実は以前 私も似たような経験をしまして 何か力になれればと思いこの度 文を送らせて頂きました。」

 

 「返文 有難うございます。 なんと貴方も似たような経験をなさっているのですか!? 是非 その時の事について詳しく聞かせてください!!」

 

「分かりました 確か去年の今頃ですか...

実は私も戦場に行く度に"お 鬼だー 鬼がきたぞー " って恐れられる事が度々ありまして  その日も部下を連れて遠出をしてたら声がちらほらと...」

 

どうやら彼も鬼と呼ばれているらしい

 

「普段は聞こえぬフリをして素通りするのですがこの日はいつもと様子が変だったのです」

 

「様子が変とは どのようにですか?」

 

「はい 何やら大量の豆を持った見知らぬ民たちが"鬼は外〜 福は内〜"とか何とか言いながら私を八方を囲んできましてね.....しかも私たちより数十倍の集団で...」

 

「 は 八方からす す 数十倍の数!? 想像しただけで恐怖..... それは災難でしたね... 八方から豆を当てられたのですか?」

 

「 あ いえ 無事に彼らから逃げきったので豆は当てられずに済みました」

 

「 .... え!? で でも数倍の数に八方から囲まれたんですよね?い 一体 どこから?」

 

「はい 確かに八方から囲まれた時は流石の私も焦りました 一番 手薄の後方に撤退する策もあったのですがね...でも敵に背中を見せるのは忍びなかったので  前方に中央突破することにしたのです。一か八かでしたが それが見事に成功!!」

 

「 ちゅ 中央突破!? お 鬼だ 貴方 まさに鬼! え あ 有難うございます 囲まれてしまった際は是非参考にさせて頂きます」

 

「おいの話を聞いちょくださり あいがとさげもした  きばれ! by鬼島津」

 

 最後に彼は一言残して去っていったのであった

 

 そんなこんなやり取りをしている間に2月3日はもうすぐ終わりを迎えていた

今年も伊達家は無事に恐怖の節分を乗り切ることができたようだ 屋敷の外を見ると大量の豆が落ちていた。 今年もまた大量のずんだ餅作れそうだ

 

 

  儂らの部下には鬼の小十郎や鬼庭親子などがいたが全国を見てみると

鬼島津 鬼柴田 鬼武蔵 鬼小島 鬼義重 鬼美濃 不死身の鬼美濃 鬼道雪 ..... などなど 儂等の時代は豆では退治できなそうな屈強な鬼だらけである... まさに鬼ぱぁーりぃ

 

 先程から何度も出てきている鬼の小十郎だがその異名となっているのはBASARAなどで登場する片倉景綱!ではなくその子である2代目小十郎こと片倉重長の事を指す。

 

 彼は大坂の陣では病弱となっていた父の代わりに出陣し、道明寺の戦いでは父にも負けず劣らずの戦ぶりであの後藤又兵衛を見事に討ち取ることに成功した。この戦ぶりが評価され"鬼の小十郎"の異名が付いたのだ

 

 その際 儂が重長にしたことについては追求しないでくれ....

 

  さて今回は こんな感じで終わりたいと思う

 

では さらばだてまさむね

 

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